| 特集(竹の子) |
| 2006年4月号より抜粋 |
| 今回の特集は、竹の子! 竹の子、といえば春の味覚の代表的な食材ですが、我々 竹炭業者にとって竹は貴重な材料です。 当然濫獲はしませんが、それでもこの時期は、嫌という 程竹の子を食べる事になります。 竹の子ご飯、竹の子ちらし、竹の子の煮物、竹の子の木の 芽和え、竹の子の挟み揚げ・・・ まさに、竹の子のオンパレード! 正直な所、もうすでに食べ飽きている訳ですが、これだけ 嫌になる程、竹の子を食べられるのも、竹炭業者であるが 故の特権です。 そんな訳で、今月は、竹の子の話をしてみようと思います。 雑談のような話ですが、ちょっと目を通してみて下さいね。 1.竹の子の時期 まさに今、この4〜5月が竹の子の旬な時期です。 当店の竹藪は、千葉県の山奥で、東京に比べるとかなり 寒い所にあります。 私が子供の頃は、ゴールデンウィークを過ぎでからが、 採り頃だったような記憶がありますが、最近は地球温暖 化の影響か、竹の子が芽を出す時期が早くなったように 思います。 竹の子を食べるなら、今しかありません。 2.竹の子を美味しく食べるには 成長前の竹の子を掘る、掘ったその場ですぐに茹でる! これが、竹の子を美味しく食べるための絶対条件です。 この作業なくして、竹の子を美味しく食べるのは絶対 無理と思って下さい! つまり、スーパーに並んだ生の竹の子を買ってきて、そ れから調理しても、美味しい竹の子は食べられません! 竹の子は、掘った後そのままにしておくと、時間が立てば ば立つほど、固さとえぐみが増すのです。スーパーに並ん だ、竹の子は、どんなに早くても、掘ってから1日以上は 経過しています。 このような、竹の子をどんなに上手く調理したとしても、 美味しくはなりません。 竹薮を所有していない人が美味しい竹の子を食べるには、 掘った竹の子をその場で茹でてくれる、竹の子堀のツアー に行くしかないかもしれません! 竹の子は、固くてエグイから嫌いと思っている方! それは大きな間違いです!竹の子は風味豊かで軟らかく、 エグミなど全くない、本当に美味しい食べ物なのです。 3.竹の子はヘルシーな食材! 竹の子は、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて、 低カロリーな食材です。 今風の言葉で言えば、非常にヘルシーな食材なのです。 しかも、食物繊維が豊富!というより、ほとんど繊維で できてるような物ですから当然ですよね。 便秘を解消し、大腸ガンの予防にも効果大と言われてお ります。 竹の子を食べると、精が付くと言われているのは、竹の 子の中にアミノ酸が豊富に含まれているから! 疲労回復にも効果がありそうですね。 4.竹の子の食べ方いろいろ やはり、採れたて竹の子の先端部分を、アルミ箔に包み 炭釜の口火部分でさっと焼き、醤油をかけてかぶりつく! これほどの贅沢な、竹の子の食べ方は、他には無いかも しれません! たまりませんよ〜! 人にあげる場合は、旬な竹の子の風味が分るように、 竹の子の煮物をあげる事にしてます。 なんで、こんなに美味しいのと必ず言われるのが、 ちょっとした自慢です! 毎年必ず作る、定番メニューは、竹の子の挟み揚げ。 ジューシーな肉汁が、竹の子のやわらかい歯ごたえ と共にほとばしる出る水分とからまり、実に美味! ちょっと、カロリー高めですが、気にしない方は、 是非一度お試しを! どんな食べ方にしろ、結局は竹の子の新鮮さで、 味が決まってしまうのですが・・・・・ 今回の特集、竹の子はいかがだったでしょうか? 新鮮な竹の子が食べてみたくなりましたか? 年に一度の贅沢を、是非お試し下さい! |
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