竹炭と木炭との違い |
竹炭 | 木炭 | |
歴史 | ここ十数年前から焼かれ始める | 1500年以上も前から焼かれていた |
製法 | 業者によって、製法はバラバラ | 用途に応じ多様な製法が確立 |
規格化 | されていない (品質によって値段が決まらない) |
されている (品質によってある程度値段が決まる) |
焼き方の難易度 | 難しい ![]() |
比較的簡単 |
内部表面積 | 1gあたり300平方メートル以上 | 竹炭より狭い |
吸着力 | 木炭の10倍という実験結果もある | 竹炭程強くはない |
アルカリ性 | 強い | 竹炭程ではない |
上記の表のように、竹炭は木炭より、優れた面があるにも関わらず、規格化等の面で木炭より遅れをとっているのが現状です。 規格化がされていない以上、その品質を見極めなければなりません。 ![]() |
木炭より竹炭の焼き方が難しい理由 |
炭材となる木と竹では、含水量が違うため、木炭と同じ焼き方で竹炭を焼いても、決して良い竹炭は出来ないのである。 良い炭を焼くためには、炭材となる木や竹に含まれている水分をある程度乾燥させておく必要がある。木の場合、伐採後の自然乾燥で、かなりの水分が抜ける。竹の場合は、元々の水分量が多い上、糖分も豊富なため、自然乾燥の期間を長くすると、カビが生えたり、虫が入ったりで、炭材として使用することが出来なくなってしまう。 つまり竹炭の場合は、水分量が多い状態のまま炭化作業を行わなくてはならず、木炭と同じように焼いたのでは、ほとんどの竹炭は、ひび割れ、縦割れを起こしてしまうのである。 |
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