Vo.三枝夕夏(前)

G.岩井勇一郎(右)

B.大薮拓(左)

Dr.車谷啓介(後中央)



Vo.三枝夕夏は1980年6月9日,愛知県名古屋市出身。ボイストレーナーの父親のもとで育ち,幼い頃から音楽のある生活を送っていた彼女。名古屋市内の名門女子校を卒業後、歌手に憧れ18歳で上京,一時はタレント活動も始めたというが,ほどなくして「何かが違う」と気付きいったん帰郷したという。そして再度,歌に挑戦することを決意し、今度は大阪で歌手修行の道を歩む。この決意が,後にとんでもない転機を呼び起こすこととなる。

歌手を夢見,大阪でヴォーカルレッスンを続けていたある日,知人を通じデモテープが大阪の音楽制作会社 GIZA studio のプロデューサーへと渡る。その後の展開は思いも寄らぬほど早かったようだ。半年後,ベース&ギター2名とともにスリーピースユニット「db [decibel]」を結成。努力の甲斐あり,とんとん拍子でデビューが決まってしまった。

フリーペーパー“Music Freak magagine”では,デビュー前アーティストとしては異例の,見開きアーティストカットを掲載し大物新人「db」のデビューを予告。語られることのない部分ではあるが,スタートからいきなり数奇といえる展開であった。

この時,突然メンバーから裏方として楽曲制作に携わっていきたいという意向を受け,急遽,三枝夕夏ソロプロジェクトが始動することとなった。“ユニット解体”・・・しかし,引き続きメンバー全員で楽曲制作を行っていくために新たなプロジェクト「db」が結成されその名を残し,この時,正式に「db」はVo.三枝夕夏をフィーチャーした「三枝夕夏 IN db」に生まれ変わったのである。つまり,デビュー当初,「三枝夕夏 IN db」とは,「三枝夕夏ソロプロジェクト」の総称であった。三枝夕夏本人の「db」というユニット名に対する思い入れ,そして彼女の好きなハート型をかたどった「db」というデザインセンスへの愛着が生み出したエピソードであり,「db」への思い入れは,デビュー頃のアーティスト写真では必ず「db」をデザインしたアクセサリーを右胸に付していることからも十分に伝わる。このエピソードは後付でもなんでもなく,事実,当初「db [decibel]」として「Whenever I think of you」でデビューすることが決まっており,「db [decibel]」としての「Whenever I think of you」のCDジャケット,その他デビュー準備態勢等,諸々全てが決まっていたというから驚かされる。

そして彼女本人を全面的にフューチャーしたユニット“三枝夕夏 IN db”として,2002年6月12日,シングル「Whenever I think of you」で GIZA studio より“観音寺”プロデュースでデビュー。「U-ka saegusa IN db」とクレジットも正式に決定した。デビュー決定後も二転三転を繰り返したが,彼女は遂に,シンガーソングライターのスタートラインへ立ち,夢を勝ち取った。

三枝夕夏 22歳。女性歌手としては遅咲きのデビューであった。

サマーソングを得意とする彼女の特徴ある澄んだヴォーカルは非常に心地が良い。02年,所属する GIZA studio のカヴァー企画「GIZA studio Mai-K & FRIENDS HOTROD BEACH PARTY」に倉木麻衣・愛内里菜,そして同期の北原愛子らと共に参加。同時企画の招待制ライブではデビュー間もなくして全国ツアーの大舞台に立つという偉業を成し遂げる。インストアイベントを積極的に行い,03年より「THURSDAY LIVE at hills パン工場」にも頻繁に出演するなど活発なライブ活動を続けている。

03年10月より「THURSDAY LIVE」で意気投合した元New Cinema蜥蜴の岩井勇一郎(G.),Red Wayのエンジニアでベーシストの大薮拓(B.),元New Cinema蜥蜴で音楽番組パーソナリティーも努める車谷啓介(Dr.)の3名が「db」としてユニットに参加。ミュージシャンとして経験値も高い豪腕メンバーを率いることとなった。これをもってソロプロジェクト「三枝夕夏 IN db」は,バンド「db」をフィーチャーした4人編成ユニット「三枝夕夏 IN db」として始動。名実ともにバンドとしての再出発となった。

また Vo.三枝夕夏は 2004年 より作詞家としての活動も開始し,JEWELRY や WAG をはじめ GIZA studio のレーベルメイトへの作詞提供も行うなど,バンド三枝夕夏 IN dbとして,そしてアーティスト三枝夕夏として,その活躍の場は徐々に拡がりを見せる。6thシングルとなった「君と約束した優しいあの場所まで」では“ミュージックステーション”にも初出演し,オリコンシングルチャート初登場8位を果たすなど,徐々にその頭角を現し始めた彼ら。アイドル性とアーティスト性を兼ね備える最強の武器を携え,まさに「気になる度」急上昇中の彼らから目が離せない。



about U-ka...

「噂のセクシー小町」とはよく言ったもので,フォトジェニックなルックス、また突如としてグラビアアイドルか?と思わせるような展開もあったり,最近テレビでも良く見かけ,妙に気になるな...そんな人も多いことと思う。また男性ファンのみならず,同性からの支持も徐々に拡がるなど,最近の知名度上昇は目を見張るものがある。

趣味はマーメイドとドルフィンのgoods集め,オリジナルデザインのTシャツ作り,タラソテラピー,キーボード...と女の子らしい側面を見せる一方,ことわざを覚える事や電器屋めぐりなども挙げるユニークなキャラクターも見逃せない。特に電器屋は落ち着ける空間だというから面白い。

インストアイベントは各会場で200人以上の観衆を集める人気振り。そんな彼女の姿勢はいたって謙虚で,HOTROD Beach Partyを振り返り「自己満足だった」と分析してしまったり,「出る杭は打たれる」ということわざが好きと言ってみたり,そんな真摯かつ控え目なキャラクターに多くのファンが引きつけられるのであろう。そんな彼女もステージに立つと一気に化け,男性中心の満員のオーディエンスを煽り引っ張っていくパワフルなイメージが強いのが印象的だ。ライブ活動は今やステイタスとなり,ミュージシャンとして歩み続ける彼女に多大なる影響を与えているようだ。大の仲良しという同期の北原愛子などと同じステージに立ちコラボレーションすることも。

夏・海を愛する彼女であるが「実は泳げない」「スポーツは苦手」と告白してしまう一面もある。小学生から日記を欠かさず認めているというエピソードもあるが,彼女の字を伺う限り非常に達筆という印象が強く,これも意外な魅力だろう。そんな文化系キャラクターを発揮しているのが,GIZA Music Netでのコラム「三枝夕夏の Ring of Venus」やオフィシャルサイトで毎日更新されているコラム。彼女の私生活での出来事やマイブーム・活動報告が綴られており要チェック。

なお本人談では,「三枝夕夏(さえぐさ・ゆうか)」という名はペンネームであるらしい。夏を愛する彼女をイメージした魅力的なネーミング。本名は明かされていないが,本人も,友人も「ゆうか」と呼ぶ。本名未公表,そんなミステリアスな側面を持ち合わせるのも,また彼女らしい。



※本文は公式発表、本人談話内容を元に抜粋、記載させて頂きました。


トップ > U-ka IN db