1.星に願いを〜流星が見たい!
近頃はどこも空が明るくなってしまい、なかなか星座の形をたどったり、流れ星や人工衛星の通過
にお目にかかる機会も減ってしまいました。しかし東京や大阪、福岡のような大都市圏でも、ちゃんと
流星なんかも見えるのです。
1.1 そのコツ
まず、流星群のある日に夜空を見上げることが一番です。ざっと思い起こすだけで、
1月3日深夜〜4日明け方 りゅう座群
8月12〜13日明け方 ペルセウス座群
12月13〜14日頃 ふたご座群
この辺なら空の暗い所(6等星が見えるような)では50個/時間は出現すると言われています。
こういう夜に空を見上げていれば都会でも必ず、明るい流星なら見ることが出来ます。
大彗星が現れたときも彗星の撒いた塵で流星が多く流れることもあります。(そういうときには
このページに臨時ニュースを流すことにしましょう。)また、群に関係ない「散在流星」は夏〜秋
に多く、春に少ないといわれています。
一般的に、以下のような工夫があげられます。
a.なるべく同じ所を(出来れば輻射点の方向、つまり見かけ上そこから流星が流れ出すように見える
空の一点)それとなく、きょろきょろせずに全体を眺める。
b.出来るだけサマーベッドのようなものに寝転がるような姿勢で楽にする(首が痛くならないよう)。
c.直接人工灯火が目に入らないような方向を見る。どうしても気になるときは物で遮るのも手。
d.とにかく最低1時間はじっと我慢。
眠くなったら無理をせず仮眠をとりましょう(その前に早寝をしろって?)。星を見るにも健康第一!
1.2 星に願いを…
さて、流星に願い事を3度唱えると叶う、といいます。そんなことが出来るんでしょうか?
ふつうは、せいぜい1秒もしないで流星は消失してしまいますが、たまに痕が残るようなものが
流れます。よく見ると痕がゆっくりと流されていくのが分かります。
しかし大流星(というより大火球か?-3〜-10等ちかいものも)が数秒〜数十秒
継続することもあります。こういうときがチャンス?です。
中には、そっぽを向いていても「そこら中が明るくなってわかる」程明るい火球が飛ぶこともあり
ます。しかし、こういう珍しいケースの時はあわててしまい、お願いどころではないですが。
私も一回、大火球にお目にかかったことがありますが、「緑色の星が尾を曳きながら何十秒も
満月のように明るく輝いて」飛んだように見えました。回りの誰よりもあわててしまい、それ以上の
ことは何も憶えていませんでした。(^ ^;;)
とにかく機会をとらえて空を見る、これに尽きます。